食品ロスを減らそう!
- SDGsチャレンジ部 事務局
- 2020年5月24日
- 読了時間: 4分

現在コロナウイルスの影響で、飲食店は食料ロス問題と戦っています。
できるだけ廃棄を減らすために、今まで店内のみの提供だったお店もお持ち帰りサービスを始めています。
今回は、SDGsの17の目標のうちの2番「飢餓をゼロに」に関連した内容のもの書かせていただきたいと思います。
では、はじめに地球上で飢餓に苦しむ人々はどれくらいいると思いますか?
正解は、、、、、、、、、、、約8億1500万人です。
世界人口の9人に1人が食料不足で困っているのです。
どうしてこのようなことが起きているのでしょうか?
人口に対して穀物の生産量が少ないから、と思われがちですが、それは違います。
世界の穀物生産量は年間25億トンで、わたしたちが健康に生きていく上で必要な量の2倍もあります。
原因はいくつかあります。1つ目は食料の配分が先進国に偏っていることです。

グラフから先進国の人々が食べる量を健康に生きていく上で必要な量だとする と、途上国のなかでは、全体の1割(人間1人分👤)しか十分に食べることがで きていないということになります。 それなのに、世界の食料廃棄量は年間13億トンもあるのです。 この先進国と途上国の格差の原因は、食料の手の入りやすさにあると考えられ ます。途上国が食料を得るのが先進国より困難な理由としては、農業技術の不安 定さがあげられます。また、内戦や紛争で食料が奪われてしまうこともあります。 2つ目は、気候変動の影響による渇水や洪水です。

このように飢餓の問題は1つの要因で引き起こされるのではなく、多くの要因が複雑に絡み合うことで発生するのです。
現在先進国は容易に食料が得られても、今後食料が届かなくなるかもしれません。気候変動の影響で生産量が少なくなることもありますが、将来的に世界の人口が爆発的に増え、経済的に成長した国の消費量が増加するからです。2000年から2050年で消費量は1.6倍にもなる予測です。だから日本は食料自給率38%と輸入に頼っているけれど、これから国同士の経済的な理由で輸入ができなくなる可能性もあり得るのです。
では、飢餓をなくすためにわたしたちにできることは何でしょうか?
そのうちの1つは食料ロスを減らすことです。
上記にもありますが、廃棄量が少なくなれば、二酸化炭素の排出量も少なくなり、異常気象や干ばつを減らし、規模を大きくすると、地球温暖化防止にもつながります。
まずは、食べ残しをしない、廃棄する量を減らしてみましょう。
こんな当たり前のことで、食品ロスの問題は解消できるのです。
そんなことはできている!という方が多いと思います。
そんな方々やこれを読んだ方々に是非参加していただきたい、今まさに取り組まれているプロジェクトをお知らせします。
みなさんご存じのセブンイレブンの「食品ロス削減プロジェクト」というものです。これは、販売期限の近づいたおにぎりやお弁当などを購入すると、nanacoボーナスポイントを付与するというものです。
対象商品は米飯、調理パン、麺類、惣菜、スイーツ、パンです。
販売期限5時間前から店舗でシールが添付され、お客様がnanacoカードで購入した際、店頭価格(税抜)に対し、5%分のnanacoボーナスポイントがつきます。あくまで店舗での販売期限なので、安全に食べることができます。
nanacoカードの持っている方はもちろん、持っていない方はこの機会に作ってセブンイレブンでお買い物して世界に貢献してみませんか?
(編集部注:本記事はセブンイレブン様の提供等ではございません)
セブンイレブンはさらに、食品廃棄の要因の1つと考えられている“3分の1ルール”にも着目していました。3分の1ルールとは、製造日から賞味期限までの期間を3等分して、店頭での販売期間やメーカーからの納品期限を設定するというものです。
セブンイレブンは農林水産省、経済産業省、メーカー・卸・流通業界が連携して進めていた「納品期限見直し」プロジェクトの実証事業に参加し、その後、2014年11月から全店における飲料全品、菓子の一部について納品期限を3分の1から2分の1に変更しました。文章ではわかりにくいので、例を出して、表にしました。

端的にいうと、飲料や菓子は店頭に並ぶ期間に変わりはないが、お客様が購入した後、賞味期限までが短くなったということです。お菓子や飲料を買う際は買い溜めを控えた方がよさそうです。プラスに考えると、ダイエットの手助けをしてくれていると捉えることができます(笑)
しかし、みなさんは変更後でも不便なくセブンイレブンを利用できていると思います。なので、セブンイレブンは、食料ロスの問題に向き合っているということを知っていただけると幸いです。
以上になりますが、食品ロスについて考えていただけましたでしょうか?
みなさん1人ひとりの行動で世界が変わりますように👐
参考資料
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